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2011年2月1日

日周鉛直移動 (深海魚の子供がたくさん)

昨年11月にトカラ列島周辺海域でプランクトンネットを曳きました。
さすがに黒潮だからあんまり数は入りませんでしたが、
それでもいろいろとれました。

名前もわからないみょうちくりんな魚や動物プランクトンが沢山います。

鋭い牙、お腹側には発光器の列
深海から上昇してきたのでしょうね。
Stomiasが一番近いような気がします。


真っ黒い魚体の中に、発光バクテリアを格納する
くぼみがあります。白い点は、目玉ではなく、発光器のようです。
ハダカイワシの類ではないかと思います。

                       体長1cmほどのおちゃめな魚
                 

                顔側にある白い点は、目ではなく発光器のようです。
                下あごには、ちょろんとしたひげが生えていました。
                トカゲハダカ類じゃないかな~~?目の下の白い点は、
                他の魚と同様に発光器のようです。最初はしつこいゴミだな~~と
               ピンセットの先でごしごしとろうおとしていました。

                   鰓の下に、大きな大きなひれがあります。
                 もしかしたら、深海魚である三脚魚の幼魚かもしれませんね。
                 深海魚は、夜になると浅いところまで上がってくるようです。
                浅いといっても、水深200mぐらいありますが。
                 
             ?レプトセファルス? 鰻目の幼魚のようだが。こんなのが
              10匹ぐらい採れました。日本ウナギの仔魚だったりして。
                  1cm足らずのお魚。結構かっこがいいんですね。
                頭のところに角のようなものが生えています。
                ソデフリ魚の幼魚だったら面白いのに。
                   アリマ幼生とカメガイの仲間
                   なんともユニークな生き物です。
                発光器を付けた魚の全体像。全長6cm。Stomias--ホウライエソ?
                結構近未来的な模様で、それなりに恰好はGOODです。
                今度は、しっかり保存をして持ち帰ろうと思っています。

最後に、ハダカカメガイの仲間
(マメツブハダカカメガイ)
これは、翼足類といわれるグループで、皆さんご存知のクリオネです。
この写真のハダカカメガイは、黒潮の妖精と呼んでいる人もいました。
活きているときは、なかなかかわいい感じで泳いでいたのですが、
死んでしまうと、タコの子供みたいな形をした、何の変哲もない
物体となってしまいました。