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2010年12月31日

船の事故

巷では,イージス艦と漁船の衝突の話題で持ちきりですよね.
最近小型船舶免許を取ったから,どうなっているのか見えてきます.
船の見張り交代は,一般に0-4,4-8,8-12(0)という三交代制が取られていますから,4:05というのはいかにも胡散臭い感じがしていました.案の定,交代直後の事故で,責任転嫁のバトルが見え隠れします.
船舶の最高責任者は,艦長(船長)であり,幕僚長ではないのだから,船長が直接謝罪するのが筋ではないかと思う.特に,帰国寸前のことだから,前夜はご苦労さん会でもやっていたのかもしれない.当直仕官に任せていたのだから,取調べの主体は当直仕官や見張り番であり,艦長はさほど拘束されないはず.
さらに,周辺にいた船が”セイトクマル”が一艘だけぽついんといたわけではないのだから,何艘かの明かりを目撃しているはずで,見えた明かりをセイトクマルのものと決め付けるのはそうけいだろう.
当直仕官は,前夜の宴会の余韻で,ボーとしていて,ろくにレーダーも見ていなかっただろうし,見張り番も,あくびしながら形ばかりの見張りをしていたであろうことは,容易に想像がつく(事実かどうかは,わからないが,十分ありえる話だ).これもそれも,艦長の監督不行き届きなのだから,ちゃんと出てきて謝罪すべきであろう.
国防上の機密とかいって,航海ログを手書きのノートで済ますのは間違いであり,ちゃんとデジタル記録が残っているはずだから,調べたらすべてのことがつまびらかになると思う.まだまだ矛盾点が,噴出してくるだろうな.
決して謝って済む話ではないが,正直に,”その時間帯は前方をまったく見ていませんでした”といったほうが,すっきりとするとおもうがな.”衝突後に,慌てていろいろと保身に走り,虚偽の報告をブリッジででっち上げました”とでも言ったほうが,リアリティーがあると思うがな.........

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