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2011年1月1日

シロギス増産計画2:人工授精は可能か?

簡単な思いつきで始めたシロギス増産計画.


さっそく,検体の捕獲に向かう(要は釣りじゃん!!)

前回は,夕マズメであったが,今回は朝まず目で個体の確保をもくろんだ.

結果は,あまり芳しくなく,ただ熱いだけだった.

なんとか確保したシロギスを生きたまま家に持ち帰る.

おなかから取り出した卵巣と精巣.



ピンセットで卵巣の薄膜を取り除いた後,

すりつぶした精巣とコップの中で撹拌.

(こんなことで受精するとは到底思えないが....)



よく混ぜ合わせて,10分ほど放置したのち,

20lの海水に撹拌.

一部のサンプルは,コップの中で撹拌.



一晩経つと,水槽はバクテリアが増殖し真っ白に変わる.

部屋中が魚臭くなる.

卵巣の成熟度がいまいちだったので,受精の能力のない卵巣が海水に栄養分を与えただけとなり,大失敗である.

”う~~~~ん!!!!!”

となやんだ末,翌日夕まず目に再挑戦.

夕方釣れたキスは,釣りあげると卵がこぼれ出していたことを思い出す.

シロギスの繁殖行動は,夜らしいので,その前にたくさん食べておこうということだろうか?

なんとか産卵間際の雌をゲット.

鮭の人工授精よろしくおなかから,卵を絞り出す.

ところが雄がいない.

30分後なんとか釣れた魚のおなかを絞ると白い液体が...

さっそく先ほどの卵と混ぜ,海水を加えて放置.

帰り際,再度海水で洗浄(余分な有機分を洗い流す:当然卵はかなり流れちゃうが)

帰宅して,水槽を再セット.

さて,今度はどうなる事やら

しかし,雄が少ないことと,決まって寄生虫にやられているのが気にかかる.

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