簡単な思いつきで始めたシロギス増産計画.
さっそく,検体の捕獲に向かう(要は釣りじゃん!!)
前回は,夕マズメであったが,今回は朝まず目で個体の確保をもくろんだ.
結果は,あまり芳しくなく,ただ熱いだけだった.
なんとか確保したシロギスを生きたまま家に持ち帰る.
おなかから取り出した卵巣と精巣.
ピンセットで卵巣の薄膜を取り除いた後,
すりつぶした精巣とコップの中で撹拌.
(こんなことで受精するとは到底思えないが....)
よく混ぜ合わせて,10分ほど放置したのち,
20lの海水に撹拌.
一部のサンプルは,コップの中で撹拌.
一晩経つと,水槽はバクテリアが増殖し真っ白に変わる.
部屋中が魚臭くなる.
卵巣の成熟度がいまいちだったので,受精の能力のない卵巣が海水に栄養分を与えただけとなり,大失敗である.
”う~~~~ん!!!!!”
となやんだ末,翌日夕まず目に再挑戦.
夕方釣れたキスは,釣りあげると卵がこぼれ出していたことを思い出す.
シロギスの繁殖行動は,夜らしいので,その前にたくさん食べておこうということだろうか?
なんとか産卵間際の雌をゲット.
鮭の人工授精よろしくおなかから,卵を絞り出す.
ところが雄がいない.
30分後なんとか釣れた魚のおなかを絞ると白い液体が...
さっそく先ほどの卵と混ぜ,海水を加えて放置.
帰り際,再度海水で洗浄(余分な有機分を洗い流す:当然卵はかなり流れちゃうが)
帰宅して,水槽を再セット.
さて,今度はどうなる事やら
しかし,雄が少ないことと,決まって寄生虫にやられているのが気にかかる.
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