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2011年1月1日

シロギスの飼育法

今のところ,5匹のシロギスが60cm水槽で生活している.


もっとも長くいる個体は,1ヶ月半水槽生活を送っている.

水槽の水温は,30℃近くあるが,いろいろな魚とくらべるとシロギスは高水温に対する耐性があるようだ.

現在は,ペットショップで売っている冷凍赤虫を餌として与えている.

時々クリルを与えると,水流で沈んでくると猛然とアタックしてくる.

きっと,クリルは好みなのだと思う.

しかし,クリルは浮いてしまうので,水流で底に沈んだ餌しかシロギスは食べることが出来ない.

つまり,ガラカブと違って,水面にまでライズすることはめったにしない.



以前のシロギス飼育と比較して,今回が比較的うまくいっている要因を考えた.

飼育のコツは,シロギスがきわめて臆病者な上,好奇心がほとんどない事を理解することである.

<注意点>

混泳させた場合,明らかにシロギスはパニックに陥る.

単独飼育の場合も,パニックに陥る.

潜ることが出来る砂がない場合は,水槽の隅で暴れるため傷だらけになる.



以上のことから,

シロギスを飼う為には,5~6匹を,砂の敷いてある水槽に入れる必要がある.

そして,シロギスのみの単独飼育か,混泳させたい場合は,シロギスよりも明らかに小さい魚しか入れられない.



精神的に安定できる環境があれば,それなりに食欲があり,結構早く成長するようだ.

感じとして,熊本の尺ギスが10年以上かかるとはとても思えない.

東シナ海のマダイとそれ以外の地域のマダイの成長速度が格段に違うという記事を読んだことがある.きっと,九州のシロギスは,成長速度が速いのではないかと思う.



ちなみに,シロギス増殖計画の小さな水槽は,まったく変化なしで,細かな泡だけがゆっくりと対流している.まだ,一週間だからわからないが,おそらく失敗であろう.まあ,気長に待つとしようか.

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