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2011年1月1日

ちょっと休憩:出来るわけもなく

シロギス繁殖計画から2週間経ちましたが,まったく変化がありません.


当然と言えば当然です.

空っぽの水槽を二つ眺めていると,やはりいつもの癖がはじまります.

性懲りもなく,採集に出かけました.



夜着いたので,先ずは水中ライトで動物プランクトンと小魚を集め,シロギスの仔魚の出現を待ちます.それらしい透明な魚が現れたので,急いで掬い,バケツに捕獲します.一緒に,白魚や様々な動物プランクトンが取れました.



新たな飼育魚(例えば,オニオコゼとか)を目指して,投げ釣りするも,まったく当りがありません.このところの真夏日で,海水温は上昇しているし,数日前には赤潮のニュースが地方版で流れていました.赤潮を避けて,魚達はどこかに消えてしまったような状況です.

 しかし,波止周りの海面近くには,3cm前後のマダイの稚魚やぼらの子供などが群れ泳いでいます.まったく針がかりしません.しばらく海面をじっと眺めていると,まるであざ笑うかのように40cmオーバーの黒鯛数匹や20cm前後のメイタの群(8匹ぐらいが集団になったグループが複数)が,優雅に通り過ぎていきます.その波止は,これまで販売されているガイドブックには載っていない上,少し奥まったところなので,釣り荒れしていないのかもしれません.しかし,黒鯛を釣るには,それなりの仕掛けで挑まないとだめみたいです.きっと,カニを使った落とし込みなら,爆釣間違いない波止のように見えました.

 アジゴ釣り仕掛けに,木っ端グロ(メジナの幼魚を熊本ではこのように呼ぶ)が引っかかってきました.当分こいつらで我慢しようかな.と言うことで,まじめに5匹釣り上げで,帰宅しました.メジナは今までの飼育魚の中で,ぴか一の生存率を誇りますから,もう少し涼しくなるまで,中継ぎをしてもらおうかと思います.



帰宅後,捕獲した動物プランクトンと仔魚は,大部分生きたまま水槽に導入できました.水槽でも,光を当てると動物プランクトンが集まってくるからおもしろいです.仔魚は,最初,シロギスのように見えたのですが,水槽で横から見ると体高があり,ヒイラギなのではないかと思えてきました.一晩たって,砂の水槽を見るとクレーターが確認でき,ウミサボテンがヨナヨナ出現して,栄養補給をしたと考えられます.



木っ端グロは,水槽導入当時は物陰に隠れていたものの,一夜明けると空腹に耐え切れず,群で空腹をアピールしているようにも見えます.いくら丈夫とはいえ,少し我慢してもらおうと思っています.

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