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2011年1月1日

うぉ!!!ホウボウジャン!!

ホウボウという魚がいます。


鰭が変化して、脚のようになっていたり、

また、その胸鰭が、実に美しく、オオムラサキのような柄をしています。

図鑑で眺めていて、”すっごいなぁーーーー”と感心していました。



まさか、そんな魚が目の前に現れるとは!!



夜中から釣りをしていて、満潮前に餌が無くなってしまいました。

仕方がないので、その場所を撤退し、

帰路の途中で、虫餌を置いている釣り具屋を探し、今まで釣行をした事のない場所で釣りをしてみようと思いました。



釣り具屋で、ポイント聞いて、

疲れていたから、テトラ回りや、岸壁裏はあきらめ、手軽な海水浴場を選びました。

釣り具屋さん曰く、”キスねーーー?釣れるけど、こんまかよ”



なんどか、キャストすると

微妙な当たりがありました。

10cm前後のキスが釣れました。

最初は、ワカサギかと思うくらいのキスです。



三本釣竿を用意して、キャスト

重い!と思ったらヒトデでした。



少しの間置き竿になった仕掛けを巻き上げると

二本あるうちの後ろの針に何やら少し大きめの

魚が付いてきました。

”やっと、まともな型になった”と思って引き揚げた魚は見慣れない形でした。

なんだか顔はいかついし、

こげ茶色だし、

針をはずそうと思った瞬間!!

胸鰭の、青紫色が視界に飛び込んできました。

”ホウボウ!!!ホウボウ!!!すげーーーー!!”

こんなところで、お目にかかれるとは!

しかし、残念なことに針を飲み込まれてしまっています。

それもかなり奥まで、食い込んでいます。

なんとか、針をはずし、バケツに入れたら

胸鰭を広げ、オオムラサキを見せてくれました。

”うわぁーーーーー、こんなにきれいなんだ!!!!”

ほぼ徹夜の釣行も一気に吹っ飛ぶ大興奮状態です。

さらに、胸鰭の変化した脚を使って、動いて見せてもくれました。

十分後、ホウボウは残念ながら★になりました。

デジカメも何もない状況だったので

とにかく家に持って帰ることにしました。





図鑑を調べると、かなりおいしいことが分かり、

写真撮影のあと刺身で食べることにしました。

せっかくなので、美しい胸鰭を、押し花のようにして水抜きをしてみる事にしました。

刺身になったホウボウは、予想をはるかに超えた、超絶品でした。

油ののりといい、食感といい、旨みといい、申し分なしです。

初めて食べたので、まだまだおいしい魚がいるもんだと実感しました。

残念ながら、押し花作戦は失敗で、

乾燥に伴って、鮮やかな色は消えて

白黒写真のようになってしまいました。

いつの日か、再挑戦して、水槽で是非観察したいものだと

決意を新たにしました。

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