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2011年1月1日

蟹の癖

<img src="/submarine/timg/middle_1219418771.jpg" border="0">
潮干狩りで採取した子ガニ(甲幅4cm程度)が二度の脱皮を経て現在は、12cm近くになっています。写真ではよくわかりませんが、最近は水槽中央部に山を作ることを日課としているようです。水換えなどで、貝殻や砂利が偏在しても、翌日には写真のように中央部に盛り上がりができます。玄関なのでしょうか?まだよくわかりません。
最近、蟹を観察していてわかった事があります。
それは、うなぎ同様、餌として乾燥アミエビを与えているときに判明しました。
乾燥アミエビは軽いため、水槽の水面に浮かびます。
底にいる蟹は、アミエビ成分が拡散するまでじっとしていますが、触角で察知するとも猛然と水面めがけて泳ぎ始めます。ワタリガニはSWIMING CRUBなのですが、決して泳ぎがうまいわけではありません。他の蟹に比べて、まだ泳げる方といった程度です。
ですから、水面に浮かんでいる乾燥アミエビを捕食するのは至難の業。
非常に小さなアミエビをうまく後ろ脚でひっかけて口に運んでいきます。
目の位置から、この後ろ側に漂っているアミエビが見えるとは到底思えません。
事実、構えている蟹に、水槽越しに指で威嚇すると死角が存在することがわかります。
観察の結果、体に生えている毛が第三あるいは第四の触角として機能していることがわかります。そうです、あの固い甲羅だけでは、全く何もわからない状況になります。
しかし、あの体毛が触角の役割していると思えば、なかなか存在意義が見えてきます。
昔は、蟹を食べるたびになんで毛が生えているのだろうと思っていたのですが、これで解決しました。そうです、きっとあの体毛は、体中に生えた触角なのです。
この触角をうまく使って、餌を探しだしているようです。

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