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2011年1月1日

アジゴ釣り

初夏になると,アジゴ(熊本地方ではアジの幼魚をアジゴと呼ぶ)のマリネが恋しくなります.そしてキスも旬の魚になります.そう考えていると,いてもたってもいられなくなり,出かけることにしました.しかし,アジゴ釣りは,ここ数年ハズレばかりで,獲物もなくこませ臭いタックルの掃除が待っているだけの消耗戦でした.乱獲や有明海の異変のためかよくわかりませんが,とにかく捕獲できないのです.昔なら,釣り情報にアジゴの釣果が載る事もなく,バケツ単位で釣れたものですが,今では20~数匹などの表現で情報が提示されるようになりました.


 かなり久々なので,思い切って1時間余計に時間をかけて遠い釣り場に出かけ,トライしました.本命は,キスでしたが,押さえのアジゴが的中し,バケツ釣果(140匹程度)になりました.一方,キスは朝まずめに粘ったもののヒットひとつなく,すべて草河豚に餌をとられて終わりになりました.

 帰宅後,釣れたアジゴを裁いて,冷蔵庫に片付け,寝ることにしました.起きると足腰が筋肉疲労を起こしていました.

 はじめは,このくらいの釣りで筋肉疲労とは...?と思ったのですが,よくよく考えると,理解できました.アジゴ釣りは,基本的にスクワットトレーニングだったのです.しゃがみ込んで籠に餌を入れ,立ち上がり,投入する.餌がなくなったら,またしゃがんで,餌を投入.魚が釣れたら,またしゃがみ込んで,魚をはずし,餌を入れ,立ち上がって,仕掛けを投入する.この一連の動作は,まさにスクワットトレーニングなのです.久々の爆釣ですから,回数も半端ではありません.

 内臓を取り出し,から揚げにし,三杯酢に漬け込み,島唐辛子を少しいれ,たまねぎ,にんじん,ピーマン,レモンのスライスを加え,アジゴの南蛮漬けの完成です.やっぱり,”うまい!!”.テレビでも,旬の食材は,体に良い成分を2倍以上含んでいることをやっていた.これを食べたら,疲労回復効果絶大であろうと思いつつ,初夏の味覚を堪能しました.

 キジハタにも,おすそ分けで小さめのアジゴをあげました.ペロッと食べた後,いつもの乾燥オキアミと違うことを悟ったようです.しばらくして,おいしかったのか,いつもの増して,強烈に餌を要求してきました.”やっぱり,旬はうまいよな!”.でも水が汚れるので,一匹でおしまいにしました.

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